『毎月25日は双子の日』ということで、今月は雀に関する本を紹介します📖
小説家の梨木香歩先生が翻訳を担当された『ある小さなスズメの記録』というイギリスのノンフィクション作品です。
"第二次世界大戦中のロンドン郊外で、足と翼に障碍を持つ一羽の小スズメが老婦人に拾われた。
婦人の献身的な愛情に包まれて育ったスズメは、爆撃機の襲来に怯える人々の希望の灯火となっていく――。"
（※帯の文章より引用）
このオスの雀は生後間もない雛の頃、クレア・キップスさんという老婦人に拾われました。
キップスさんは30歳を過ぎてから、ロンドンの王立音楽院にてピアノを学ばれ、プロのピアニストとして活躍されていたそうです🎹
雀は刷り込みでキップスさんを親と認識してとても懐き、彼女のピアノの音色に合わせてトリルも交えて歌ったり、簡単な芸も覚えて町の人々に披露したりしました。
その時にまだ名前が無かったため、雀の芸に大喜びした子どもたちから『クラレンス』と名付けられました。
当時はドイツ軍による空襲もあり、キップスさんとクラレンスくんのお出かけ中にも爆撃されて大変だったそうですが。そんな状況下にあっても、クラレンスくんがパニックになったことは一度も無く、むしろ落ち着き払っていたとか。
この雀、肝が据わりすぎでは……!?（笑）
本文にはクラレンスくんのお写真もいくつか掲載されていますが、くちばしにトランプのカードをくわえた一枚が特に可憐で好きです。芸の練習をしていた一場面なのかもしれませんね😊
雀の平均寿命は１年３か月ほどらしいですが、クラレンスくんはなんと11歳まで生きたそうです。
https://withnews.jp/article/f0231206001qq000000000000000W09110201qq000026419A
母から以前もらったこの本を久々に再読しましたが、やはり素敵な実話だなと和みました✨
もし、双子ちゃんが雀の雛を見つけたらどうするか、この本を読んだら何を感じるか等、想像するのもまた楽しいです。学校の読書感想文に書くかもしれませんね📝
余談ですが、私も読書は大好きでも読書感想文は嫌いでした。指定された課題図書が肌に合わなかった場合、本当に苦行でしかなくて……😅
ですので、私のトワツガイ二次創作小説や短歌へのご感想も強制ではありませんし、「伝えたい！」と思われた際にお伝えいただければ充分です。いつも本当にありがとうございます💌
サムネイルの写真に写したポストカードは、舞台ⅡDVD会場予約特典です📸
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